
全国の求人採用コンサルティングを行っている株式会社ナインデザイン制作部の藤田です。
皆さんが就職活動を行なっている際、「ここで働きたい!」と思うほどの企業はいくつあったでしょうか。
採用活動をしていく中で「ここで働きたい!」と思わせるほど、魅力ある企業だと求職者が感じる会社は中小企業に絞ると少ないものだと思います。
今回はネームブランドがなくても、今すぐできる中小企業に共通した採用活動についてご説明します。
「ここで働きたい」と求職者に言ってもらえるエンゲージメント採用
エンゲージメントとは人事領域では「組織に対する愛着心」という意味合いで使われます。
そしてエンゲージメント採用とは、求職者が会社の理念や活動に共感を抱き、エンゲージメント=組織(会社)に対する愛着心を持つようにする採用活動です。給料や休日、仕事の内容といったハード面だけ就職先を探すというより、会社の理念や価値観、創業時の想い、代表者や先輩スタッフの人柄などソフト面に魅力を感じ、共感をすることにより愛着を持ってもらえれば、モチベーションが高く、ひいてはエンゲージメントも高い学生や転職者が応募してきます
入社時にエンゲージメントが高い状態であれば、以下のようなメリットが期待できます。
○ メリット
・企業に愛着を持っているため、定着率が上がる。
・モチベーションが高いため、主体性のある社員になる。
・定着していった人材は経験を積み、職場のリーダーとして成長していく。
・エンゲージメント採用を行うことにより、同時に現社員のエンゲージメント向上にもつながる。
・人材が定着することにより人材が安定、人材確保の不安がなくなるため余裕のある採用活動ができる。
・成功事例をもとに次の世代の採用活動にも繋げられる。
間違えていけないのが、優秀な求職者を入社させたい、また応募を増やすために行う活動ではありません。
エンゲージメント採用とは、その会社にあった求職者を探すための活動なのです。中小企業こそ、エンゲージメント採用を行う必要があります。
なぜかというと、エンゲージメント採用を行うことで、自社にマッチした求職者の獲得はもちろん、現社員のエンゲージメントを高めることにもつながり、優秀な社員の離職・流出阻止にも繋がるからです。
エンゲージメント採用の具体的な取り組み
では、エンゲージメント採用を行うためにどのような取り組みを行えばいいでしょうか。
先ほど書いたようにまずは求職者に会社の理念や価値観、創業時の想い、社長や先輩社員の人柄などソフト面に共感してもらう必要があります。
そのためには、代表や現在の社員が共通した自社の魅力と把握し、言語化できる状態かどうかどうかが重要になってきます。自社の魅力を共通させるには3つのポイントがあります。
①明確なビジョンを共通認識として持つ
②仕事の裁量が与えられている。またはやりがいを持って働くことができる
③自己成長の機会、フィードバックがきちんとある
この3つです。
最も重要なのは①の明確なビジョンを共通認識として持つことです。
言語化されたビジョンを社長、社員が認識していることにより、職場で社員に求める行動や姿勢が明確になり、社員は迷うことなく仕事を進めることができます。
また、裁量が与えられていることも必要な要素になってきます。会社から認められているという現社員のエンゲージメント を高めることにもつながり、エンゲージメントが高いほど生産性も高まっていきます。
そして自己成長の機会がある職場であれば、高い技術を持った社員が多くなり、自信を持った社員が多くなることで求職者へのアピールもより強いものとなるでしょう。
以上、3つのポイントを踏まえた上で、企業の代表である社長や現社員が自らの言葉で求職者にアピールをするとやっと求職者から共感を得られるようになります。
アピール方法は?
エンゲージメントを高めるために、求職者にアピールすることが必要になってきますが、どのようにしてアピールを行えばいいでしょうか。
それにはSNSの発信や自社オウンドメディア、求人採用サイトが重要になってきます。
SNSの中でもInstagramはユーザー層も若く、求職者層へ働きがけしやすいSNSになります。
例えば新入社員や若手社員に求職者が共感しやすいようにアピールしてもらうようにすると効果的でしょう。若手社員が魅力と感じている部分をアピールすることで、同じ年代層の求職者にメッセージが届きやすくなります。
また、もっと強いアピールをしたいということであれば、採用専門の自社オウンドメディアや求人採用サイトが必要になってきます。
こういったメディアやサイトを通して、地道にアピールをすることで求職者のエンゲージメントを高めることができるのです。
さいごに
今回はエンゲージメント採用について書いてきましが、いかがだったでしょうか。
このブログも将来の顧客、そして求職者へアピールするオウンドメディア という位置づけになります。こういったブログから始めてみる、もしくはプロの手を借りることもエンゲージメント採用を行う一つの手段です。
「自社にマッチした求職者にどうやって応募して貰えばいいかわからない」、そして「優秀な社員の離職をなんとか食い止めたい」とお悩みの経営者の方、ぜひ、この内容を参考にしてエンゲージメント採用を行なってみてください。現社員のエンゲージメント向上にも役立ちますよ!
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