歯科衛生士に聞いた!就職する時に給与・勤務地以外で重視することは?

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こんにちは、なるほどデンタル人事の迫田です。

当社では全国の歯科医院さんを対象に、採用に関するサポートをしています。

そしてこれまで、全国の歯科医院で働く、数多くの歯科衛生士さんにお話もお伺いしてきました。

そんな歯科衛生士さんへのインタビューから見えてきた「就職する時に給与・勤務地以外で重視することは?」をご紹介したいと思います。

歯科衛生士に聞いた!給与・勤務地以外で重視することは?

まずは第1位!

1位「職場の雰囲気・人間関係」

「職場の雰囲気・人間関係」の中には

  • ドクターの人柄
  • 先輩歯科衛生士の人柄
  • ドクターの配偶者(奥様)の人柄
  • スタッフが仲がいいか
  • 発言しやすい雰囲気か
  • 相談しやすい雰囲気か
  • 患者さんへの接し方

などの意見がありました。
中でも、ドクターの人柄を重要視している方が多い結果となりました。

その他、就職前に患者として下見に行って、先生や衛生士、受付の患者さんへの対応や笑顔を見に行った方もいらっしゃいました。

また、ドクターの配偶者でもある奥様が事務長などをしていることも多く、面接での奥様の人柄がよかったから入社を決めたなどの意見もありました。

大きい会社とは違い、歯科医院は割と小規模のところが多く、チームワークが特に重要です。関係が悪化したスタッフ同士の接触は避けられませんし、業務中に連携が取れないと患者さんに良い治療はできません。
部署移動などもできないため人間関係がギクシャクすると続けていくことができない・・・といった意見が大半でした。

毎日少人数で顔を合わせる仕事になるので、人間関係、職場の雰囲気は大事ですよね。
円満な人間関係は長く楽しく働くための必須条件。
自分1人では変えられない部分だからこそ、入職前に知っておきたいという考えの衛生士が多いようです。

第2位「福利厚生」

「福利厚生」の中には、

  • 健康保険
  • 雇用保険
  • 厚生年金
  • 社員食堂
  • 家族手当
  • 住宅手当
  • 交通費
  • 特別休暇
  • 育児手当
  • 資格取得補助
  • 旅行
  • 財産形成
  • レジャー

などが含まれます。


人によってどの福利厚生を重視するかは別ですが、みなさん働きやすい環境整備を重要視しているようです。

新卒の方は資格取得制度を重視する傾向が強い反面、主婦の方などは育児手当などを重視する傾向でした。

また、歯科医師国保ではなく、社会保険に入っていることをメリットと感じている方の意見もありました。

「ジム会費の費用補助」のように、スタッフの生活を豊かにし、働きやすさを向上させる福利厚生を定めている医院もあります。
他には、有給休暇以外にリフレッシュ休暇やバースデー休暇を定めて、スタッフのワークライフバランスの向上につなげている医院も。また、スタッフと長く一緒に歩んでいくために、イデコを導入している医院もありました。

求職者が他の医院と比較した際に、福利厚生が多いとより多くのメリットを感じてもらうことができます。

第3位 「勤務時間」

続いて「勤務時間・労働時間」との意見がでました。

  • 勤務(労働)時間が短い
  • 夕方の診療が早く終わる
  • 残業の有無
  • 朝の診療始まりが遅い
  • 午前中、午後だけなどライフスタイルに応じることができる

仕事とプライベートの両方を大切にしたい、子育て世代では保育園の送迎などがあるので残業は難しい、などの意見もありました。

歯科医院によっては子育てをしながらだと正社員で働くことが難しい…と悩んでいる方も多いので、短い時間であっても時短社員などで働けるフィールドが用意されているとありがたい、といった声も多く聞こえてきました。

女性が多い職種になりますので、出産や育児など切り離せない問題が多くあるので、そういったところに配慮されていると好感がもてる方も多い様です。

第4位 「休日数・シフト」

続いて「勤務時間・労働時間」との意見がでました。

  • 希望シフトの融通が効く
  • 希望の休日が取得しやすい

第3位の勤務時間にも似ている項目になりますので、合算するといきなり第1位躍り出ます。それだけプライベートとの両立を望んでいる方が多いということですね。

第5位 「設備・衛生環境」

続いて「設備・衛生環境」との意見がでました。

  • 院内の機器が新しい
  • 院内が清潔に保たれている
  • 感染対策がとられている

毎日行く職場で、医療施設になるので、やはり清潔感や感染対策などを重要視するといった意見も多くありました。

歯科衛生士が掃除や滅菌をしている歯科医院もあれば、清掃員や滅菌スタッフを別に雇っていらっしゃるところ、外部清掃サービスを利用しているところ、週1や月1では床やユニットの専門清掃業者が入るなどの医院もありました。

第6位 「定着率」

続いて「定着率」との意見がでました。

  • 長く続けているスタッフが多いかどうか
  • 人の入れ替わりが激しいところは避けたい

これは第1位の「人間関係」にも関わるところかと思います。
定着率の良さは人間関係の指標といっても過言ではありません。
また、福利厚生や時間などこれまでのランキングにでていることも定着率につながってきます。

ドクターの人柄はもちろん、働く人等の雰囲気が良い、働きやすい環境、出産や育児をしながらも継続できる職場が最終的な定着率に繋がっています。

定着率が高いと比較的患者さんの定着率も高くなりますし、技術も高いところも多くかなり信頼できる指標となりそうですね。

第7位 「事故保障・労災」

続いて「事故保障・労災」との意見がでました。

  • 患者さんに対して万が一のことがあった場合の保障がしっかりしている
  • 業務上の感染や怪我が心配

など、医療現場ならでは回答となりました。

万が一の保障制度なども充実していること伝え安心して働ける環境であることをしっかりPRしましょう。

第8位 「その他」

最後に少数派「その他」の意見をまとめました。

  • 雇用形態(正社員、パート、時短社員 等)
  • 現在働いている衛生士の人数(人数が多いところがいい、少ないところがいい 等)
  • 業務内容(レベルの高い歯科治療をしている、訪問歯科をしている、審美歯科、強制、インプラント、責任があることはあまりしたくない 等)
  • 歯科医院の規模(個人経営がいい、医療法人がいい 拠点が複数あるところがいい 等)
  • 患者さんの層(小児歯科、訪問介護、高齢者が多い、矯正が多い)

など、様々な意見が出てきました。

こうやってランキングでみてみると、仕事の内容というよりは、環境や人間関係、仕事とプライベートとの両立など、気持ちの部分を重要視している方が多い傾向だということがわかりました。

女性の多い職場、医療現場といったこともランキング結果に関係しているかもしれません。

歯科衛生士さんが就職先を選ぶ上で重要視していることがわかったところで、次なるステップはどう自院に取り入れるか!ということになります。

また、それをどう世の中の歯科衛生士さんにPRするのか?

当社ではそれを解決できるセミナーを開催しております。

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