こんにちは、ナインデザイン保守管理を担当しております、中山です。
この記事では、近年なぜ歯科衛生士が人手不足として言われ続けているのかをご紹介したいと思います。
歯科衛生士の求人倍率
皆さんは歯科衛生士の求人倍率をご存知でしょうか?
採用に関する仕事をしている方などはご存知かと思いますが、歯科衛生士の求人倍率は約20倍となっており、一人の歯科衛生士を20件の医院が取り合っている状況になっています。
ではなぜ、このような状況になってしまったか考えられる原因についてご説明したいと思います。
歯科医院の増加による要因
近年、歯科衛生士の就業者数は
24年が10万8123人
26年が11万6299人
28年が12万3831人
と増加傾向にありますが、同時に歯科医院の数も増加しております。
平成28年(2016年)時点では、歯科医院の数は68,940件と、同時期のコンビニエンスストアの数が約55,000件ですから、コンビニエンスストアよりも多いような状況となっています。
歯科衛生士として働く方が約12万人と歯科医院の数が約7万人というところを加味すると、一つの医院で約2人の歯科衛生士が働くにとどまるような形です。
歯科衛生士の離職による要因
日本歯科衛生士会が出しているデータによりますと、歯科衛生士の資格を持ち就業している方が86.4%の割合でいらっしゃいますが、一方で資格を持っていて就業していない方が13.6%と多くいらっしゃいます。
現在、就業をしていない主な理由としては
・「出産・育児」が 20.6%
・「退職・高齢」 が 13.8%
・「歯科以外への興味」が 11.1%
・「家庭の事情」が 10.5%
となっております。
また、再就職の意向についての調査では
・「すぐにでも再就職したい」と「条件が合えば再就職したい」の合計 は 47.6%
・「そのつもりはない」が 30.9%
・「わからない」が 20.0%
となっており、約50%ほどの方が、歯科衛生士として再就職をしたいと希望されていることがわかりますが、歯科衛生士の人手不足は否めません。
“近年では、それぞれの歯科医院で柔軟な働き方を用意したりと、働きやすい環境を作る取り組みを行っておりますので、歯科衛生士の再就職への意向が高まっていると考えております。”
弊社では、歯科衛生士の採用にも力を入れており、毎月歯科医院向けの求人採用オンラインセミナーを開催しております。
歯科衛生士の採用でお困りの際はぜひご相談ください。