
この記事をご覧の先生方は、スカウトメールを利用した経験はありますか?
ジョブメドレー・グッピーなどの歯科系の採用媒体ではデフォルトで使える、DH採用には欠かせない重要な機能なんです。
歯科業界、特に歯科衛生士採用においては依然として厳しい状態が続いています。
スカウトメールの使い方をマスターして衛生士不足を打破していきましょう!
スカウトメールって何?
スカウトメールとは、各求人媒体に登録している求職者に直接声をかける機能です。
一般的なメールやチャットと同様の形でメッセージのやり取りができます。
これまでは求人を出したら応募が来るまで待つ、という流れがセオリーでしたが、
最近では医院側が人材確保のために直接アプローチする「攻めの採用」が主流となっています。
当サイトでも度々お伝えしてきた通り、歯科衛生士の求人倍率は20倍を超えます。
20医院ものライバルから1人のDHを勝ち取るためには、一般企業とは違う「攻めの姿勢」が必要、という厳しい現実が伺えます。

スカウトメールを使う歯科医院が多い理由
前述の通り、歯科業界は圧倒的な人手不足が続いています。
少し検索しただけで、ハローワーク・求人媒体・WEB広告・採用サイトなど大量の衛生士求人がヒットする中でどのように求職者の注目を集めれば良いのでしょうか。
そんな時に、スカウトメールの出番です!
スカウトメールは、求職者が自院の求人と出会う「偶然」を待つ必要がありません。
求人媒体への登録情報から良いと思った人材に直接「見学に来ませんか?」と働きかけることができるんです。
また、自分だけにクローズドで届くという特別感も応募に繋がりやすい理由のひとつ。
人は自分ごとと感じられる広告やメッセージには自然と興味を示します。
多くの人をターゲットとした求人広告よりも、自分だけに届くスカウトメールの方が必然的に効果が出やすい傾向にあるようです。
歯科医院におすすめのスカウトメールサービス
歯科衛生士を採用したいときにおすすめのサービスを2つご紹介します。
ジョブメドレー(初期費用0円/スカウトメール月間200通無料)

医療介護業界に特化した求人サービス。
登録者数149万人、利用者数No.1の求人媒体です。
求人掲載費は無料で、採用時に課金が発生する仕組みとなっています。
利用中は無料で月間200通ものスカウトメールが送れます。
一般的な規模の歯科医院であれば十分な数のスカウトを利用できるので、初めての先生にはピッタリのサービスです。
https://job-medley.com/company/
グッピー(1クリック120円/スカウトメール1通1,000円)

こちらも医療・介護・福祉業界に特化した求人サービスです。
ジョブメドレーと異なるのは、求職者が求人を閲覧するたびに費用が発生する点。
したがって、求人を掲載してから採用までが早いほどコストパフォーマンスが上がります。
採用報酬を支払う必要はありませんので、人材が複数欲しい場合はグッピーの方が効果的かもしれません。
気になるスカウトメールは1通あたり1,000円分のポイントを消費して利用できます。
逆に考えると、ジョブメドレーよりもライバルが少ないため、ライバルのスカウトメールに埋もれない可能性が高いと言えます。
スカウトメールを送る前の準備
サービスに登録して、求人掲載も無事スタートしました。
さあ、スカウトメールを書こう…
ちょっと待ってください!
ノープランで書き始めるのはとてもキケンです。
スカウトメールには、書き始める前に必ず確認しなければならない点がひとつだけあります。
それは……どんな人を採用したいのか?というターゲット決め。
求人をはじめとする全ての広告には、
“誰でもいい” は “誰にも刺さらない”という考え方があります。
先ほどもお伝えしましたが、スカウトメールが求職者に響くのは「私だけ」という特別感があるから。
なので、スカウトメールの本文にも「私だけ」と感じられるポイントを入れる必要があります。
そのためには、ターゲット決めが必須となってきます。
居住地・年齢・経験年数・経歴などの希望を洗い出し、どんな方が自院に合っているのか?どんな境遇の方であれば活躍できるのか?を改めて考えてみましょう。
(例)子育て中のスタッフが多く、急なお休みも助け合える環境がある
→同じ境遇の求職者は「私のための求人だ」と感じやすい!

歯科衛生士向けスカウトメールの効果的な書き方
ここからは、求職者から反応をもらうための書き方のコツをご紹介します。
コツ1:本文はシンプルかつこだわろう
あなたにぜひ応募してほしい!
そんな想いを伝えたいあまり、ついつい長い文章になってしまっていませんか?
言いたいことは全部詰め込んだ方が伝わるだろう、と思いがちですが、元々は見知らぬ相手から突然送られてきたメッセージです。
そのうえ、同じようなスカウトメールが毎日のように届いていることを想像すると…
つまり、冒頭で何が言いたいのか分からないメッセージは応募どころか読んでももらえないのです。
ここで必要になってくるのが、前章のターゲット決めで洗い出した内容です。
ターゲットとなる衛生士さんがどんな情報を欲しているのかを想像し、短くズドンと効果的なメッセージを作りましょう!
最終章では例文もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
コツ2:「あなただけ」の特別感を出そう
スカウトメールは「私だけ」という特別感を演出すると効果的です。
その一番簡単な方法は、求職者個別の情報をメールの本文に入れること。
メッセージ冒頭に一手間加えて「〇〇様」と名前を入れたり、
登録されているプロフィールに沿った文章を差し込むこともできます。
こうすることで、求職者側は「自分のプロフィールをきちんと読んでくれている」という特別感を感じられます。
同じように年賀状やダイレクトメールを受け取った際、大量印刷ではない手書きの個別メッセージが添えられていたら気持ちを感じられて嬉しいですよね。
このやり方は一人ひとりのプロフィールを確認しなければならないので時間が掛かってしまいます。
ですが応募を確実に引き寄せるオススメの方法ですよ。

コツ3:どうしてほしいかを明確にしよう
スカウトを送る上で忘れがちなのが、誘導です。
医院の良さを伝えることに一生懸命になりすぎて、読んだ求職者に何をしてほしいのか曖昧なまま終わってしまうパターンが見られます。
応募してほしい、見学に来てほしい、一度面談で話してみたいなど、次のステップを明確に示しましょう。
ちなみに、いきなり応募に進むのではなく一度見学や面談をはさむのが効果的です。
求職者との接点を増やすことで信頼関係が生まれ、内定辞退や面接そのものに来ないなどの途中離脱を防ぐことができます。
歯科医院のスカウトメールが開封されやすい時間帯
スカウトメールにも読まれやすい曜日や時間帯が存在します。
オススメなのは平日の夜です。
歯科医院に限らず様々な業種に当てはまる内容ですが、
休日は仕事のことを考えたくないと転職活動を避ける求職者がとても多いのです。
平日の日中に働きながら「この職場辞めたいな…」と悩み、
帰宅して寝るまでの間にいい転職先がないか情報収集をするシーンが浮かびますね。
そんな転職願望が強まったタイミングに読んでもらえるよう、
土日祝日とお休みが多い木曜日を避けて送るのがポイントです。

【コピペOK!】歯科衛生士宛てのスカウトメール例文
〇〇様
はじめまして、
〇〇市の〇〇歯科医院、院長の〇〇と申します。
当院は一般歯科だけでなく、矯正や口腔外科など幅広い診療が強みの医院です。
〇〇様の口腔外科にご興味があるというPR、またブランク・未経験可というご希望を拝見し、当院であればご活躍いただけると考えご連絡差し上げました。
当院は私自ら作成した口腔外科用研修プログラムをもとに、新入職員の皆さまへ指導を行なっております。
現スタッフもほとんどが口腔外科未経験でしたが、1年間のプログラムによって今では第一線で活躍してもらっています!
スタッフの年齢層も〇〇様と近いため馴染んでいただけるのではないかと思っています。
歯科業界全体の技術向上を目指し、未経験の皆さまを積極的に採用したいと考えております。
〇〇様のご都合がよろしければ一度見学にお越しいただければ幸いです。
ご連絡お待ちしております。
【ご連絡方法】
・こちらのスカウトへのご返信
・お電話(医院プロフィールよりご確認ください)
【ご対応可能時間】
・平日(木曜日を除く)9:00〜13:00/15:00〜18:00
・土日祝日はお休みです
〇〇医院
院長:〇〇
弊社の歯科医院向け採用コンサルティングサービスではスカウト配信代行も行っています!
いかがでしたか?
どの求人サービスにもスカウトメール用のテンプレートが準備してありますが、
少し手を加えるだけでライバルに負けないオンリーワンのアプローチを行うことができます!
何をやるべきかはわかったけど…
人手不足で忙しすぎて、スカウトを送る時間がない!
そんなお悩みをお持ちでしたら、お気軽にナインデザインまでお問合せください。
採用でお悩みの先生方向けに、求人票の作成からトータルでサポートいたします。