求職者に選ばれる求人採用サイトの作り方

採用サイト

コーポレートサイトと別に求人採用サイトを用意する医院が多くなりましたが、果たしてどれほどの医院が「求職者向け」の求人採用サイトになっているのでしょうか。

見た目はオシャレでデザインも凝っている!
けれど中身はスカスカ

制作をする前にコンテンツと中身を練らないと、そんな「もったいない求人採用サイト」になってしまいます。
では、どんな求人採用サイトが「もったいない」のでしょうか?

例とともにお伝えいたします.

院長メッセージは「患者様向け」ではなく「求職者向け」

求人採用サイトにて、院長のメッセージとしてよくあるものがこちら。

患者様第一の医院です

確かな腕と技術で地域の皆様に愛されています

誤解されがちですが、こういったメッセージは求職者向けではなく、患者様に向けたメッセージです。
求職者としては「え…スタッフは第一じゃないんだ…」という気持ちを持ってしまいます。

ここで重要なことは「どんな医院なのか」だけではなく「どんな職場なのか」という求職者の目線を持ってメッセージを考えることです。

「レベルの高い治療を行っていて患者様に信頼されている医院で働きたい」という方はもちろんいらっしゃいます。
ですが、どんなに良い医院でも働く環境がブラックだったら辞められてしまいますよね。

ブラックではないのに、求人採用サイトでブラック医院と思われてしまったらもったいないですよ。

求職者の心理をくすぐる参加型コンテンツ

求職者が利用する媒体はほとんどがスマートフォン。
読むだけのコンテンツではスイスイと読み飛ばされてしまいます。

そこでご提案したいコンテンツは「参加型コンテンツ」です。

人間の心理として「はい」「そう思う」などの肯定的な回答を繰り返していくと、対象のことを気に入る・受け入れてしまう現象が起きます。
営業や販売でもよく使われる手法ですね。


「こちらのサイズ、お客様にピッタリですね」
そうですね、いい感じです」
「お色は黒と白とどちらがお好みですか?」
「黒の方が好きですね」
「こちらのジャケットと合わせるのがオススメですが、羽織ってみませんか?」
いいですね、お借りします」

なるほど!デンタル人事では、この心理を活用した参加型コンテンツをご提案しています。

「はい」が続くと「あれ?私ここの医院が合っているのかも」という心理が働きます。
こちらは全てのチェックが完了すると、「はい」「いいえ」の数に関係なく医院見学・応募を勧めるメッセージが出て来ます。
一緒じゃないか、と思われるかもしれませんが、大事なことは読み手に参加させること
それだけで、このコンテンツに意味があるのです。

ちなみに、なるほど!デンタル人事編集部が作った自社の求人採用サイトは合計72個あります。
もちろん、多ければ多いほど良い、というわけではありません。
クライアントさんにもより反応のいいサイトをおつくりできるように、自社運営のサイトも反応を見ながら改良を重ねています。

詳しいコンテンツ内容を知りたい方はお気軽にお聞きください。

ハード面とソフト面、両面でアピール

先生におすすめしたいポイントはハード面とソフト面でのアピール。

ハード面

設備や治療内容などの診療に関する医院の特徴のこと。

「メインテナンスを中心に学びたい」「矯正や審美などの自費診療ができるDHになりたい」「エアフローや口腔内スキャンを使いたい」などの歯科衛生士が思い描く理想像。それが叶う職場かどうかを知るためにもハード面の情報は必要不可欠です。

特に、ハード面は歯科医師に刺さりやすい情報です。「マイクロスコープがある医院で絞った」「学びたい治療が無いと選んでいなかった」など、ハード面で職場をある程度絞ってしまう歯科医師は多いもの
設備も治療内容も写真付きでアピールしましょう。

ソフト面

こちらは、福利厚生や待遇、職場の雰囲気などの特徴を指します。

特に新卒衛生士は気にするところ。
今のサイトはどうですか?条件面だけ並べていませんか?

求職者に選ばれるためには、心理的安全性を出すことが大事。
おすすめの写真はスタッフルームのお昼休憩や懇親会などのオフ写真。画像付きでアピールするとイメージも持ちやすいですよね。

コンテンツの整理からはじめましょう

これから求人採用サイトを作る方、もしくはすでにあるものをリニューアルしたい方。ぜひ一度、コンテンツの濃度から見直していきましょう。
求職者が本当に求めている情報を詳しく掲載するだけで、信頼感も志望度もぐっと上がりますよ。

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