
ナインデザインのライター担当の田中です。
あなたは逆パワハラという言葉をご存知ですか?
以前は上司から部下に対するパワハラが多く、長い間問題視されてきていました。
最近では、部下から上司に対する「逆パワハラ」が広まっています。
どうしてこのような言葉が生まれたのでしょうか?
実は、最近の採用状況がよ〜く現れている言葉なんです。
逆パワハラの内容とは?
そもそも、パワハラの定義をご存知ですか?
パワハラとは、職場において行われる以下の3点を指します。
①優越的な関係を背景とした言動であること
②業務上必要かつ相当な範囲を超えたもの
③労働者の就業環境が害されるもの
出典元:厚生労働省「パワハラ防止指針」より
https://www.mhlw.go.jp/content/11900000/000605661.pdf
上司から部下に対して以上のような行為をするシーンってなんとなく思い浮かびますよね。
「新人は先輩全員分のお茶を勤務時間前に用意しろ」
「この契約が取れなかったらどうなるかわかってるな?」
これらは典型的なパワハラの例です。
では逆パワハラはどんな内容になるのでしょうか?
先ほども説明した通り、逆パワハラとは部下から上司に対するもの。
つまり、以下のような内容が逆パワハラに該当します。
逆パワハラに当てはまる3つのポイント
①部下が自身の立場を利用した言動であること
②業務上必要な範囲を超えた仕事内容であること
③上司の働く環境に影響を与えていること
どんなものが逆パワハラに該当するか把握できましたか?
それでは次に、逆パワハラの具体例を確認してみましょう
意外とあるある?逆パワハラの具体例
例1)部下「パワハラです」
・部下を注意した際に「パワハラです」と言われる。
・態度を指摘したり仕事のやり方に注意をすると「それ、パワハラに該当しますよ」と脅しのように言ってくる。
これはよく聞きますよね。
すぐに「それパワハラですよ」と言ってくる部下って意外と多いんです。
部下がそう発言した挙句に自身の対応を省みない、それによって上司の負担が増える、ということが起こると逆パワハラに該当します。
①部下が自身の立場を利用した言動であること
上司が部下に対する発言に対して「パワハラだ」と一種の脅しのように発言することは、自身の立場を利用しています。
②業務上必要な範囲を超えた仕事内容であること
部下が注意を省みないことによって自身の業務上必要な範囲の仕事を担っていないと判断されます。
③上司の働く環境に影響を与えていること
上司に負担がかかっており、働く上で悪い影響が与えられています。
部下からするとたった一言ですが、このような発言・態度も積み重なると上司に心労が重なってしまいます。
立派な「パワハラ」ですね。
例2)部下「そんなことも知らないんですか?」
・異動で部署が変わり、対応方法や部署の物の置き場を聞いたら元々在籍している部下から「上司なのに知らないんですか?」と言われる。
・パソコンが苦手で得意な部下に聞いたら「なんで私が教えないといけないんですか?」と拒否された
少し極端ではありますが、上司と部下が逆だとしたらどうでしょうか?
明らかに「パワハラだ!」と話題になるパターンだと思いませんか?
これが部下からの強い発言・態度だと、立場上何も言えなくなってしまうのが今の現状です。
逆パワハラは人手不足と関係性構築不足が最大の原因!
1.人手不足〜辞められたら困る!〜
あなたの会社や医院に、もし注意も聞かない・指導も受けない部下がいたとして「じゃあ辞めていいよ」と言えますか?
…言えない社長・院長が多いのではないでしょうか?
そうなんです。
「自分が辞められたら困る」ということを理解した上で部下は逆パワハラをしているのです。
そう思っていなかったら「こんなこと言ったらダメだ」と言動にブレーキがかかりますよね。
辞めずに働いてほしい。
でも最低限の注意や指導はきちんと受けてほしい。
そんなあなたは、上司と部下の関係性から問題解決をしていくのはどうでしょうか?
2.関係性構築不足〜リスペクトし合える関係を築けていますか?〜
先ほど”「自分が辞められたら困る」ということを部下は理解した上で逆パワハラをしている”と記述しましたが、これはつまりどういうことだと思いますか?
これは、部下は上司のことをリスペクトしていない・自分のためにしている行為だと認識していない、ということです。
だから、働いてあげている自分の方が立場が上だと誤認しているのです。
上司部下の関係性をあるべき姿に
「なんとか辞めないように」を続けていては上司のためにも部下のためにもなりません。
職場環境を整えて互いを認め合い、正しい意見が通る職場を作り上げることが重要です。
もしかしたら数ヶ月・数年かかるかもしれません。
しかし、はじめてみないことには・続けてみないことには今の「逆パワハラ」は改善されませんよ。
できるところから始めてみましょう!
関係性構築のために具体的にどんなことをすればいいの?
では実際どんな対策をすればいいのか…
詳しい話は、弊社代表飯田がセミナーにてお伝えします!
採用についてだけではなく、理想の職場はどんな職場か、部下やスタッフとの関係性はどうするべきか。
逆パワハラの原因となる議題と解決法を一気に学べるセミナーです。
毎月多くの方にご参加いただいています。
クリニック・歯科医院・中小企業…様々な立場の方に合わせた採用情報を届けたい!その思いで、業種ごとに開催をしております。
採用が大きく動き出す時期の前に、理想の職場づくりの準備をはじめましょう!
お一人で参加はちょっと…という方は、ぜひスタッフの方や人事担当、お知り合いをお誘いの上、奮ってご参加くださいませ。
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