
全国の求人採用コンサルティングを行っている株式会社ナインデザイン制作部の藤田です。
面接を担当される方に質問です。
あなたは面接の際に、
「同業社が多数ある中でなぜ弊社を選んだのですか?」
と聞いたことはありますか?
例えば、弊社の場合は
「業務の時間でマーケティングが勉強できるから」
「業務未経験でも歓迎だったから」
「家庭と両立できる勤務日数や勤務時間だったから」
「家から通いやすい場所だったから」
など、弊社での働き方、教育環境を理由に選んだ社員が多いようです。
求職者は会社から出されている募集要項や会社のホームページ、求人採用サイトをみて、この会社で働いてみたいと思って応募してきます。
つまりは、企業側が出している情報からしか選べないのです。
よく社長や人事担当が口にされる「給与や休み目当てで入社する人が多い」というお悩みはもしかしたら、そういった条件面しかアピールできていないからかも!
そんな時は自社の企業研究をしてみませんか?
求職者の志望動機となる情報を求職者に提示しよう!
募集要項は求職者にとって会社を選ぶ一つの基準です。
その中でも、仕事内容や給与面などの条件面は判断材料の一つでしかありません。
求職者が本当に欲しているものは働く条件ではなく、会社独自の情報になります。
ですが、そういった情報を積極的に発信できている中小企業はどのくらいあるでしょうか?
そこで、社長や人事担当の方にお願いしたいことがあります。
一度、求職者になったつもりで企業研究をしてみてください。
試しに、以下のことを調べてみましょう。
・企業の基本情報(企業名や代表の名前、経歴、企業理念など)
・企業の事業内容を知る(誰に・どんな商材、サービスを・どうやって販売、提供しているのか)
・企業の業界内の立ち位置を知る(業界内での競合との違い、強み・弱点など)
・将来の展望を知る(どういう方向に向かって企業として進んでいるのか、目指しているのか)
・その会社での働き方(その会社の社員はどのような働き方をしているのか、求めている人物像など)
自社のこういった情報がネット上から得られるか、自分で調べてみることが大切です。
調べても出てこない、または不足していると感じた場合は、求職者の志望動機や同業他社との差別化となるようなアピールポイントを探して、情報発信していきましょう。
うちの会社は十分掲載しているのに、応募がない!という場合には他にアピールできることはないか、現社員にインタビューしてみる、自分で行うのが難しい場合は採用コンサルタントを頼るなどして探してみましょう。
そこから出た情報をもとにどういった人材を求めているのかをより鮮明にイメージできるような情報であったり、イメージとして写真を用いるなどして、更なる情報発信を行っていくと「ここで働いてみようかな?」「応募してみよう!」と思ってもらうための情報を求職者に情報発信していくと昨日までとは違う目線の方が応募に来られるはずです。
今日できることをやってみよう!
働ける人口が少なくなっている今、優秀な人材を獲得することはとても難しいことです。
アピールできる情報があるのに、それが情報発信できていないということは、とてももったいない!まずは自社の状況をもう一度振り返って、今できること・改善点を見つけていきましょう。
弊社ではよく使われるハローワークの活用方法をまとめたマニュアルを作成して、トライアル版として無料で配布しています。せっかくですので、この機会にダウンロードしてみてください。