
ナインデザインのライター担当の田中です。
「3年以内に転職する20代」が多くなっているなか、「転職をしたけれど理想と違った」「いざ入社したらギャップがあった」と意見する人も比例して多くなっています。
「キャリアアップをしたい」
「もっといい労働条件で働きたい」
いろんな展望や希望を持って、様々な情報収集をした上で転職活動をしたのに、どうしてこのような結果が出るのでしょうか?
転職した人の2人に1人が「転職に満足していない」結果
株式会社学情により、3年以内に転職をした20代のうち約半数が「転職しなければよかった」と考えている、というデータが発表されました。
そのなかでも9%の人が「(転職しなければよかったと)頻繁に考える」と回答しています。
転職した人のうち、10人に1人は大きく後悔をしているようです。
せっかく転職をしたのに満足できずに3年内でまた転職…もちろん、この間でスキルアップをしたりやりたい仕事を見つけられたならばいいのですが、そうでもなければ会社にとっても求職者にとってもプラスにはなりません。
求職者に来てほしいあまりに実態と「異なる情報」を流している可能性が…?
転職において「入社前と入社後でギャップに感じたこと」のアンケート結果では「昇給しにくい」と感じたことが一番多く33%を占めていました。
キャリア転職を目指す20代の中では、自分の成果や頑張りに対して昇給ペースがスローであったり、応募時の条件の昇給ペースが実際と異なっていたと感じる人が多いようです。
20代のうちにキャリアを積んで給与ベースも上げて…そう考えていた人たちにとっては、理想と現実に出てしまうと会社の魅力度も下がってしまいます。
他にも「仕事内容が想定と違う」「人間関係がイメージと異なる」などが上位に上がっています。
応募条件の職種と異なる仕事をすることになってしまったり、仲の良い穏やかな雰囲気と思っていたら上下関係が厳しかったり…。
入社前は、どうしても入社後の自分の姿に希望を膨らませてしまうものです。
そこからのギャップがあまりに大きいと「早めに転職しよう」と決意が固まるのも早くなってしまいます。
会社のどこに魅力を感じるかは求職者それぞれ
上記の内容を全て網羅した募集要項を作成する必要はありません。
「昇給もしやすくて、記載と異なる仕事はさせないし、人間関係もとても良い会社で…」
そうすると、逆にギャップが生じてしまい「思っていたのと違った」と早期退職につながってしまいます。
今の会社の現状を見つめ直して「どんなターゲットに刺さるように記載するか」が鍵になります。
昇給しやすい会社で働きたい人、やりたい仕事が決まっている人、人間関係を重視している人、全員が同じアピールポイントを気にいるとは限りません。
ターゲット・ペルソナを決めて、その人に向けた会社独自の魅力をお伝えしていきましょう。
入社後の社員のための情報提供を行いましょう
私自身、3年以内ではありませんが転職でナインデザインに入社しました。
前の会社に戻りたいと思ったことは全くありません!(※前職の人たちとは今でも遊びに行ったりご飯に行ったりするくらい仲良しです!)
入社前と入社後のギャップはほとんどなく、むしろ良いギャップが多いように思います。(人間関係◎、プライベート◎、働く楽しさ◎)
それも、きっと会社の採用サイトの記載内容や応募条件などが現状をきちんと表していた「入社後の社員目線」の募集要項だったからだと考えています。
「こんなはずじゃなかった」入社後にそんな結果にならないためにも、採用活動は求職者目線・社員目線で行いましょう。
セミナーでは募集要項のポイントから入社後のフォローまで、様々なお話をしています。ぜひ一度、ご参加ください。