
今回はリファラル採用で使用する「アピールブック」についてご説明していきます。
過去にリファラル採用の記事をいくつか書かせていただいてますので、リファラル採用がどのような取り組みか知りたい方はあわせてご覧いただけますと幸いです。
アピールブックは早めに作ろう
アピールブックは会社の大切にしている思い(理念)、魅力や課題、将来のビジョン、人事制度などをわかりやすく見える化し、1冊にまとめたものです。
リファラル採用で紹介された候補者にお渡しするので、リファラル採用を始める前に準備しておく必要があります。
アピールブックは社内の状況や職場環境を見つめ直すことに繋がり、社内の問題を明確にし改善を行うことができます。社長や一部の社員のみで制作するのではなく会社全体で制作を行いましょう!
アピールブックの構成
アピールブックの構成はこのようになります。
1.会社概要
代表メッセージ、事業への思い等
2.組織構成
スタッフの紹介、年齢構成や男女比
3.事業内容
4.職場環境
社内設備、福利厚生
5.社風・文化
記載する内容も、会社のこれからの課題も含めてありのままの内容を記載しましょう。「嘘をつかないこと」が大前提です。課題の部分を隠しても入社後に分かってしまうことなので、場合によっては離職に繋がり、責任を感じた紹介者の社員まで辞めてしまう可能性があります。
また、アピールブックは社内の体制や職場環境が変更になった時など定期的な更新が必要です。リファラル採用をやり続けることで、アピールブックの改善点が見えてきますので、どんどん更新を行って魅力のあるものにしていきましょう。
アピールブック作成の際のポイント
1. 内容はできるだけシンプルにする
シンプルなアピールブックでないと、求職者に最後まで読んでもらうことは難しいです。
わかりやすい言葉で1項目1枚ほどにまとめます。
2. ありのままを記載する
会社の課題の面だけではなく、アピールブックの内容全て嘘を書かないことが必須の条件です。
例えば、売り上げや社員数を実際よりも多く記載する、最低給与の金額が異なる、スタッフインタビューの内容に嘘があるなど細かいところまで気をつけて記載しましょう。
3. いい面だけではなく悪い面も記載する
自社の魅力を掲載するのももちろん重要ですが、入社後に分かってしまう会社の課題などもしっかり記載しましょう。
4. 改善を行う
前の項目でも紹介していますが、アピールブックは作成したら終わりではありません。
新しい自社の魅力ができたら追加する、課題が解決したら削除する等常に改善し続ける必要があります。最初は、求職者から「魅力が伝わらない」と言われるかもしれません。その場合も、どのように記載したら魅力が伝わるのか工夫を行っていきましょう。
求人採用サイトでもアピールできる!
求人採用サイトでも
- 代表メッセージ
- スタッフインタビュー
- 事業内容
- 代表に聞く99の質問
- 福利厚生
- 数字で見る職場環境
- 募集要項
などを盛り込むことで、アピールブックと同じような効果を発揮することができます。
候補者に冊子を配る必要がなく、紹介カードにURLを記載し社員の友人・知人にお渡しすることで、様々な人に見ていただけるようになります。
まとめ
リファラル採用を始めたはいいが、自社をどのようにアピールするか分からない…と思われている企業様も多いと思います。アピールブックを制作することで、自社の魅力や課題をまとめることができ、業務にも良い影響を及ぼすことができます。
まだ作成をしていないという企業様も是非、早めに作成を行なってください!