
全国の求人採用コンサルティングを行っている株式会社ナインデザイン制作部の藤田です。
ハローワークの求人票を出している方に質問です。
あなたは求人検索を実際にやったことがありますか?
ナインデザインでは、ハローワークの求人票添削も行っています。
その中でハローワークに出された求人票の内容で特に仕事の内容を具体的に書くことが重要と常々お伝えしておりますが、その中でも最初の90文字が大切ということをご存知ですか?
今回は、その90文字についてお伝えしていきます。
仕事の内容の書き方はどうしたら・・・
まずは仕事の内容についてですが、実際に出されている求人票を見てみると、
以下の業務をお願いします。
・生活支援業務
・医療的な業務
といったように箇条書きで仕事内容を羅列しているだけの求人票と
・高齢者の介護を中心に行う生活支援業務です。食事介助、入浴介助、排せつ介助、移動介助、レクリエーションや付随する業務などを行っていただきます。
・資格があれば未経験の方でも可能です。最初の3ヶ月は先輩スタッフがマンツーマンで指導します。
分からないことは積極的に質問してください。
利用者の健康を守る社会的意義が大きいやりがいのある仕事です。
◆夜勤可能の方優遇。
というように詳しく書いてある求人票がありました。
この2つであれば、後者の詳しく書いてあり、やりがいのある仕事ということをアピールできている求人票の方が魅力的に見えますよね。
詳しく書くことのメリットは?
詳しく書くことで、2つのメリットもあります。
それは、「面接時間の短縮」と「定着率の向上」です。
上のように箇条書きで仕事内容を羅列しているだけでは、具体的にどういったことを行うのか面接時に説明する企業も多いと思います。
ですが、求人票にあらかじめ書いてあれば、面接時間の短縮が可能になります。余った時間で自社のアピールも行うことができますね。
2つ目の定着率の向上はやりがいがある仕事ということをアピールしたり、会社の理念や社長の考え方や想いも掲載することができれば、価値観のマッチする求職者も集まりやすくなるので、必然的に定着率が上がっていくという結果となります。
仕事の内容では最初の90文字にこだわる!
では、仕事の内容を詳しく書くことは分かりましたが、最初の90文字にこだわるのはどうしてでしょうか。
それは、実際に検索してみるとよく分かります。
ハローワークの求人票を検索すると、複数の企業が一覧として表示されます。
その中で、よく見られている内容は一番目が「仕事の内容」ですが、この一覧では最大90文字までしか表示されません。

本文の文字数は最大360文字まで書けますが、検索結果の一覧で見られるのは最大90文字しかないのです。
この中でまず職種名と仕事の内容を見ながら、興味がある求人票を見ていきます。
ですので、まずはここで求職者に求人を見てもらえなければ、「求人を出しても応募がない・・・」という悲しい結果になりかねません。
だからこそ、少しでも目を引くように丁寧に書くことが必要となってきます。
先ほど例に挙げた仕事の内容では、
・高齢者の介護を中心に行う生活支援業務です。食事介助、入浴介助、排せつ介助、移動介助、レクリエーションや付随する業務などを行っていただきます。
・資格があれば未経験の方でも可能です
の部分が90文字になります。
もちろん、読みやすいように改行を入れるなど工夫も必要になってきます。
ですが、これだけでも同じような業務内容が並ぶ中でも目を引くことは間違いありません。
また、職業分類コードも間違って出してないか注意が必要です。
職種ごとに番号で分類していて、こちらの番号が間違っていないかも確認していくことも大切です。このコードが違うだけで、検索に表示されない可能性があります。
最後に
いかがでしたでしょうか。
今回はハローワークの求人票についてお伝えしました。ハローワークは使い方次第で120%の効果を発揮することができるのです。
そのために、求人票を出したままで待つのではなく、実際に検索してみて、求職者からどう見えているかをよく観察することが重要になってきます。
現在ナインデザインでは、ハローワークを最大限活用するためのマニュアルをトライアル版として無料でダウンロードいただけます。
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その中からハローワーク編を抜粋しています。
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