
ハローワークの求人票添削を行なっております、ライター担当の田中です。
ありがたいことに、多くのクライアント様からハローワーク求人票についてのご相談や添削などをさせていただいております。
何度も修正・更新をしたり文章の推敲を行ったりと掲載まで少しお日にちがかかることがございます…。
人事担当者様にとっては「いいから早く出してほしい」と思われるかもしれませんが、それほどハローワークの求人票にはしっかり時間をかけて丁寧に記載をする必要があるのです!
「とりあえず出しとこう」そんな考えで求人票を出されている方は、一度お見直しをお勧めします!
今回は、ハローワーク求人票の見直しポイントを説明します。
求職者は「検索に引っかかる会社」を見る!
当たり前のことですが、求職者は自分が勤めたいと思う会社しか見ません。
そして恐ろしいことに、希望条件に引っかからない会社は検索結果にすら出てこないのです。
例えば「職種」求職者が希望職種を「一般事務」で検索をしていたとして、あなたの会社が「一般事務の経理」と募集職種を絞って記載をしていたら、求職者の検索結果には出てきません。
これって、すごくもったいないですよね。
出来るだけ検索に引っかかるように、幅を広げた掲載方法を心がけましょう。
求職者は「仕事の内容」を見る!
求職者の6割以上は「仕事の内容」欄を一番に見ています。
あなたの会社の「仕事の内容」は詳しく記載をしていますか?
◇主な業務内容
・医療機器のルート営業
・機器の提案
これだけだと、具体的にどんな仕事をしているのか、同業他社とどんな違いがあるのか、自分がここでどうなれるのか、全く分かりませんよね。
とはいえ、ハローワークの求人票は文字数や記載内容に制限があります。
会社の理念やどんな方針のもと営業をしているのか、1日の仕事量の目安やどんな内容の業務を行なっているのかをわかりやすく明記しましょう。
【掲載例】
○○会社は医療機器を取り扱う会社として「〜」という理念のもと、お客様に合わせたご提案とアフターフォローを心がけています。
ルート営業のため、新規開発はありません。
長くお付き合いをいただいているお客様のアフターフォローを通し、提案を行なっていただきます。
◇主な業務内容
・ルート先の訪問(1日約10件ほど)
・機器の提案・アフターフォロー
「仕事の内容」は検索欄に掲載される箇所のため、ここで魅力を感じられなければそこで切られてしまう可能性もあります。
しっかりと求職者目線で書くことが重要です。
求職者は「福利厚生」を見る!
求職者が知りたいのにあまり掲載されていない「福利厚生」。
ハローワークの求人票には、比較的自由に記載ができる「その他特記事項」という欄があります。
ここに出来るだけしっかりと掲載をしてみましょう!
【その他特記事項の掲載例】
◇福利厚生
・初期研修制度
・資格・セミナー参加費用補助
・社員旅行や歓送迎会について
・有給取得率
・独自の制度(ゆとり休暇・誕生日プレゼントなど)
◇福利厚生以外
・従業員の平均年齢
・会社見学
・説明会の案内
その他特記事項は無記載の会社も多いです。
ここでしっかりと記入をすることで会社の良さを精一杯アピールできますよ。
ハローワークを存分に活用して採用に役立てよう!
少しの手間でハローワークを最大限に活かす方法をお伝えしました。どれも、そんなに難しいことではありません!
これから自社で求人採用を推進していくためにも、ハローワークの活用は必須事項になります。
ぜひ一度、ハローワークの求人票の内容を見直してみましょう!